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核家族から拡大家族の時代へ-マイホームをシェアするMiraiの家

“シェアハウスが若者の間で流行っている”と言われることも、年末にかけて少し落ち着いてきたように思います。
そんな中、こんなイベント-東京大学 情報学環・福武ホールとミサワホーム総合研究所主催、公開研究会「ミライバ」第3回:シェアハウスと家族の暮らし― シェア時代の家族とゲストの一軒家 Miraie ―が開催されたので参加してきました。

「ミライバ」とは、

単身世帯の増加や少子高齢化などでコミュニティの意味が大きく変わりつつあるなか、「人が集う場所」の未来について考える場

普段は東京大学で行っているこの公開研究会ですが、3回目の今回は、シェアハウス型一軒家”Miraie”(ミライエ)にお住まいの佐別当隆志さんをゲストとしてお招きし、佐別当さんが実際に住まわれているMiraieにて行われました。
Miraieは建てる時からシェアによる暮らしを想定し、設計された一軒家です。タイトルにもあるように佐別当さん家族が住むいわゆるマイホームに、シェアハウスの住人、短期で泊まりにくるゲストが共に暮らしています。

 

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イベントではまず佐別当さんから簡単な説明があり、家の中を見学させて頂きました。
リビングの壁は一面本棚のような造りになっており、様々なものが収納されています。ここにはシェアハウスの住人専用の場所もあり、個人のモノを片付けるのにも役立っています。

リビング

こちらがキッチン。一見家庭用のキッチンにも見えますが、面と向かって一緒に料理が出来るように作業スペースを広く取り、シンクも2つ付いています。

キッチン

冷蔵庫にはこんな張り紙があり、ゲストはお金を払って飲み物を買うことができます。
「No Drink No Life!!」

No Drink No Life

家の真ん中にはオシャレな螺旋階段があり、ここを登ると3階に佐別当さん家族の部屋、さらにその上には屋上もあります。
写真はありませんが、屋上にはシャワーとバスタブが設置されていて、夏になると水着を着て入っているそう。

螺旋階段

螺旋階段を下がるとシェアしている2人の部屋とゲストが泊まる部屋があります。

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家の見学の後はケータリングのご飯を食べながら、このMiraieでの生活やコンセプトなどのお話がありました。

 

子どもと触れあう時間

佐別当さんはお子様と家族3人、そして2人のシェア住人とゲストの6人で暮らしてます。核家族化が進んでいる日本では両親の2人で子どもを育てるのが一般的になって来ていますが、ここMiraieでは少し違うようです。

たまに来る友達やゲストは子どもの成長を楽しみにしてくれていたり、会社の同僚などが来て一緒に遊ぶ姿を見て、子どもを一緒に育てているような感覚になります。
家を木で作ったのも、子どももペットもいるので、汚れてもよいのを前提に作っています。
僕は不器用でものづくりをするようなタイプではなかったんですが、今回家を作ったのをきっかけにドリルなどを買ってきて、椅子を作ったりしています。
子どももシールを貼ったり協力をしてくれて、ものづくりが身近にあることや、人との交流をするのが当たり前の環境を見せることによって、子どもにとっても良い環境を作っていけたらなと思っています。

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核家族から拡大家族へ

ここ数年「新しい働き方」というのを様々な場面で耳にすることが多くなりました。そしてシェアハウスも新しい暮らし方として、多くは若者に受け入れられてきました。しかし、シェアハウスに住む多くの若者は結婚したらシェアハウスを卒業するという思いを潜在的に持っているのかもしれません。
しかし佐別当さんは結婚をして子どもができてからも、シェアという生活を選びました。

これからは働き方や住み方を含めたライフスタイルが変化していくと思っています。生涯未婚率が増えていて、出生率が減っている中で、結婚して子どもが出来てマイホームを持つという枠組みが今まさに変わっていて、そこで未来の家ってどんな家になるのかなって思うんです。
子どもも含めてシェアをすること、ここに住む人を家族と呼ぶことで家族の枠を少し広げていくような、核家族というものから拡大家族になっていくのではと考えています。

心のふれ合いがあるような場所を少しづつ広げていくことを多くの人が求めていて、
昔はモノが増えることで、モノが人を幸せにしていた時代もあったと思うんですが、今はモノが増えることによってコミュニケーションが減っていく時代になってしまったと思うんです。その反動でソーシャルメディアやシェアハウスでつながりを求め始めた人が多くいるという側面もあると思うんです。

僕らはMiraieのことをフューチャーハウスと呼んでいて、家の中で家族や住人やゲストと共に昔の長屋みたいな関係性を、これから実現していきたいなと思っています。

 

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そもそも佐別当さん夫妻はソーシャルアパートメント恵比寿に住んでいた頃に出逢ったそうで、シェアする生活をお二人が結婚する前にしていたことが今回に繋がっているんだそう。

“未来の家”はどんなモノになるのでしょうか。

家を中心に家族だけでなく、その周りの人との関係性も近づける佐別当さんが住むMiraieという新しい取り組みに今後も注目していきたいと思います。

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